ビーパル2008年3月号160ページ内の本文より
フィールドでの軽作業や庭の手入れに、鉈を活用する人が増えている。
そうなると、長さや形状、鋼材別に複数本を使い分けたくなる。
そんな実践派におすすめしたいのが、この営林間伐用。
全国の営林署用腰鉈を作り続けて、六十二年のキャリアを持つ土佐のトヨクニ製だ。
何を隠そう土佐刃物は昭和初期から二本の林業と密接な関係にあり、ともに発展してきた。
登場する鉈は、
営林署に所属する山師からの要望を聞き、改良を重ねて現在の形に行き着いたという。
プロ仕様なだけあり、全長三十七㎝と取り回しの楽な大きさ。
片刃仕様の刃は、オリジナルの白鋼を素材にして衝撃に耐え切れ味が長続きする。
柄は、頑丈な樫製で握りやすい。質素な外見からは、うかがい知れない性能を秘めている。
http://www.toyokuni.net/rapita/rapita011.htm